生まれました。

はい、ドーン!

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(裸に見えますが、薄いピンクのロンパースを着ています)
一ヶ月前に子どもを産みました。
常に機嫌が悪そうな顔をしている子どもで(この写真はまだマシな方)、夫にも「眉間の皺はデフォルト(初期設定)」と言われています。
私は密かにおなかにいる時のストレスの所為なのではないか、と思っていますが・・・。
妊娠中、母親がストレスにさらされているとコルチゾールというホルモンが分泌されて、子どもに母親のイライラが伝わり、おなかの中で身をすくめているそうです。
そこで、漫画の紹介です。
「ママだって、人間」(田房永子)
出産前に読んだので、予習になった。
年が近い著者の妊娠→出産→子育て漫画で、かなりリアルに感じた。
「この間まで焼肉食べてたのに、桃一切れしか食べられない・・・」とか(私は食べない方が具合が悪くなったので、絶えず物を食べていて、最終的に17kgも太った)、出産が山登りみたいで楽しいとか、自分で産んでおきながら「どうしよう、大変なものを産んでしまった・・・」と不安になったり、私だけじゃないんだな、と勇気を貰った。
特に、出産が痛くないという風に描写されていたので、出産自体を楽観視するようになったけれど、そこだけは嘘でした。
嘘というか、個人差?
私は破水してから産まれるのに33時間もかかって、陣痛に耐えてる時間が長かったので、「マジでムリ!!産むのやめる!!」って感じでした。
1ヶ月違いで子どもを産んだ同級生は陣痛がきてから、病院に行ったら2時間で産まれたらしいし、お産は人それぞれです。
生まれたら、クライマーズハイみたいになって痛かったのを忘れたけど。
というか、私は生まれた子を見るまで自分の中にとんでもない化け物が入っているんじゃないか、と思っていて、ものすごく不安でネットで障がいやら奇形やら、更には凶悪事件やら調べて、一人不安に駆られていた。
講習で染色体異常やら、育児ストレスで母親にバットで殴られた赤ちゃんの話やら、無脳症の話を散々聴いていたり、羊水検査をするように言われたり(結局しなかったけど)して、親に「子どもが楽しみだ」と言われても「この中にはとんでもないものが入っているかもしれないのに、何を呑気なことを言っているんだ」と思うようにまでなっていた。
だから、出てきた子どもを見て「ほんとに人間が入ってたんだ~」と安心した。

もう一つ。
「ダーリンは70歳」(西原理恵子)
短期間で重版がかかって、話題になっているらしい。
誰が70歳かというと西原理恵子の今の彼氏、美容整形外科医の高須先生が70歳で、50歳と70歳のカップルの話(お互いの伴侶には先立たれている)
あの鴨ちゃんの次が何故、高須先生なのだろう・・・と思ったが、元々高須先生が西原さんのファンでファンレターを書いていたらしい。
ファンレターって・・・
高須先生ならあらゆるツテを辿れば、好きな漫画家ぐらい紹介してもらえるだろうに。
しかも、好きな漫画家が大島弓子や萩尾望都じゃなくて西原理恵子っていうところに高須先生独特の感性を感じる。
高須先生は昭和大の医学部を出ているのだが、そこ出身の女医さんが「本気で医者と結婚しようとしている薬学部や看護学部の生徒には敵わない」と言っているのが描かれていたが(医学部は勉強が忙しいので、薬学部や看護学部の女子の方が女子力が上)、私の夫の従兄がそこの薬学部卒で「薬学部って女の子が多いんでしょ?」と訊いたら「親に医学部の男を捕まえて来いって言われてる女子ばっかでさ~」と言っていたのを思い出した。
実際、そんなことが世間では行われているとは知らなかった。
西原さんの場合・・・
20歳の西原理恵子は頑張ってやっとそれなりの美大に受かり、働かない男と同棲。
そして、今の西原さん(50歳)が現れて「死ねや、私ー!」と言って、20歳の自分を斬る。
西原さんは言う「本気で最良物件つかむ気なら、婚活は18歳から全力疾走。己の持っているものを全て使うべし!」
私も20歳の自分に会えたら、同じことを言うと思う。
娘にはよーく言って聞かせないと。
間違っても、売れない小説家とか劇団員とかアーティスト志望のフリーターとかとつき合わないように。