個展の様子②

今回、個展を開催させていただいたギャラリーは京町屋を改造していたもので白い箱みたいなギャラリーと違った空間になりました(白い箱みたいなギャラリーも好きですが)。
もうギャラリー自体はなくなってしまいましたが、私が初めて個展をした会場は銀座の奥野ビルという古い建物の地下にありました。
大学を出て、2、3年目で、何も考えずに「面白い場所だな~」と思ってやってみたんですが、そこは昔、銀座のホステスさんたちのアパートで、私が展示した空間は元・浴室だったそうです。
もしかして、映画女優になるんだ!と田舎から出てきて、銀座でホステスをやっていた昔の若い女性(昔の若い女性って年寄りなのか、若いのか、よくわからない表現ですが)がかつて、ここでお風呂に入っていたのかなぁ、なんて考えたりしました。
ちなみに、奥野ビルは映画「ノルウェイの森」でも使われていました(最後、松山ケンイチが泣いてるシーン)。

前置きが長くなりましたが、今回の会場は町屋なので、住宅だったわけですよ!
しかも、京都の、古い家。
外観はこんな感じ↓

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入るとこんな感じ↑
(2階の写真等はまたおいおいブログに載せます)

オーナーのYMさんはとても気さくな方で、私のような小娘の個展中に五山の送り火があるから、とワインが飲めるレセプションパーティを開いてくださりました。
ご自身でギャラリーを始めたことを「古希間近の暴走」とおっしゃっていましたが、日本にそういった暴走おじいちゃん(失礼!)が沢山いると楽しいですよね。
私にとってはYMさんのアイデアでできたギャラリーのお陰で、京都で個展を開くという経験と京都の家に住むという経験が一度に味わえる展示でした。

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↑こんな感じで、鴨川沿いには夏の風物詩・納涼床が並んでいました。
ギャラリー自体は高瀬川に面していて、鴨が間近で見られたりしました。

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写真は高瀬川で朝ご飯を食べているシロサギがカラスを追っ払っているシーンです(笑)
高瀬川に足を浸けながら、珍しいものが見れたな~と思いました。

高瀬川・四季AIR
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