前後で出会った人①

個展中、こんな人に出会った~という話ばかりで一向に「こんな個展内容で、こんなコンセプトでやりました!」的な話にならないですが、また、他人の話をします。
個展が始まる前に会った同い年の女性と終わった後に出会ったおじいちゃんの話です。
個展が始まる前に出会った同い年の女性は桂藤陽子さんといって、地元でwebデザイナーをされている方なんです。私が「誰か!個人のHPをきちんと作れる人いないですか?!」と訊いていたところ出会った方です。
「個人の」という点と「きちんと」という点が重要だったんです。
「会社のHP」とか「病院のHP」とかを作ってくれる会社に私のHP作ってとか頼めないもん。
で、なおかつ私がその昔作ったHP(10年前ホームページビルダーで作った)なんかよりプロっぽい感じじゃないと意味ないと思ったのね(急にタメ口)。
そしたら、ほんとうに全ての条件をクリアーしている運命の人が・・・。
正に、ファム・ファタール(運命の女性)!
ファム・ファタールだと男を破滅させる魔性の女という意味合いもあるからちょっと違うか。
それが、桂藤さんなんですが、桂藤さんはカフェで1回だけ会って、私が「こういうイメージでこういう風に作ってくれ」と喋りながら、紙にラフスケッチみたいに書いたのをそのままバージョンアップさせて作ってくれたのです。
ーと書いてしまえば、簡単なようですが、「今まで私はこんなことをやっていて、今、これこれこういう状況で、いついつまでに作って」とか、できた後も「ここはこうして」とか「これを足して」とか「ここを教えて」とか・・・気づけば、私はとても面倒臭いクライアントになっていたのです。
そうは言っても、自分のHPなので主張しないわけにはいかないので、どんどん言っていましたが「はぁ~?面倒臭せぇな、お前みたいな小娘のHPをなんでオレ様が作ってやらんといけんのだ」みたいな雰囲気は出されない(きっと、そんなこと思ってないから)ので、助かりました。
その後も、特に「このHP、あたしが作ったの、すごいでしょ!」みたいなことはされずに、私の個展前にHPのPRをしてくださいました。
きちんとコミュニケーションも取れるし(関係がこじれないって大事)、仕事も頼んだ通りにしてくれるし(変な自己流の解釈みたいなものをねじ込んでこないって超大事)、偉そうにしないし(上から話されるともうムリ)、桂藤さんに頼んで良かったな、と思いました。
というわけで、今現在、blog更新したり、travelに写真をアップしているのは作家本人なのですが、HPはwebデザイナーさんに頼みました(ロゴも桂藤さんが作ってくれた。名刺もこのロゴを使っています)。
あ、個展後に出会った刷り師のおじいちゃんの話が書けなくなりました。
それはまた、次回に。

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