商売繁盛の絵

個展の準備をしていた夜にお会いした方で疱瘡絵というジャンルの浮世絵を研究している方がいらっしゃいました。
そもそも、疱瘡絵って何?って感じですが、その昔、この絵を観たら病気が治るよ的な絵があったそうですよ。
何でもかんでも薬で治してしまう現代からすると「そんなもんで治るかい!」と言いたくなりますが、歌川国芳など有名な絵師も描いていたり、お見舞いなどにも使われたそうです。
個展初日に精神科医の方がいらして、早速、疱瘡絵について話しましたら「そういうことはあるかもしれないねぇ」とプラシーボ効果について教えてくださいました。
私の絵も「飾ったら商売繁盛する絵」としていかがでしょうか(笑)?
京都から帰った後にエビスヤ画材さんから「ショーウインドウに飾ってます」と写真付きのお便りをいただきました。それがこれ↓
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エビスヤ画材さん地図
エビスヤ画材さん自体は日本画の画材屋さんでずらりと並んだ岩絵の具が素敵な所でありました。
日本画の技法を知らぬ者でも孔雀石やラピスラズリを使って絵が描けたら楽しいだろうな、と思いを巡らしたりしました。

エビスヤ画材さんのショーウインドウに飾っていただいたものは売り物ではありませんが、鳥取市のお店が売り物として置いてくれることになりました。
私は工房も構えてないし、取扱い画廊があるわけでもないので、ゲリラ的に個展をしてじわじわ知っていただくしかないのですが、「ここで扱ってるよ」と言える場所があるといいな、と思っていました。
どこでもいいわけではなくて、自分がいいと思ったお店がいいわけです。
ファミレスより澁澤龍彦の書斎に自分の絵があった方がいいじゃないですか!
まぁ、価値観は人それぞれですが・・・。
そんな私の小作品を置いてくれるのはこちら↓

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邯鄲堂さん

鳥取駅から徒歩10分くらいの商店街にある古本屋さんで、店主は浪人中に知り合った友人です。
お店の中はこんな感じ↓

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本棚を撮るのを忘れたのですが、売っている古本も古道具も一つ一つ観ていて飽きません。