あいちトリエンナーレを観に行った時、街中に作品があるって面白いなと初めて思った。
越後妻有も瀬戸内芸術祭も行ったけれど、あれは周りが田んぼだったり、田舎の島だったりして、そこに現代美術を持って来たら、それは不思議な景色になって面白いのはわかりやすい。
あいちは場所が名古屋市だったこともあり、都会で建物が乱立しており、その隙間に「あー、あれ?作品?」と宝探し形式で観て回った。
スペインのグエル公園も行ってみたいとずっと思っていて、「新婚旅行で是非」と夫にねだっていたのだが、乗り物酔いするから長時間のフライトに耐えられないと言われ、その内に子どももできて結局行けなかった。
それで、この間、東京に行った時にドラードギャラリーに行ってきた。
なんとなく、ガウディの建設したカサ・バトリョのようなイメージのアパートで1階に画廊が入っていた。
↑こんな感じの陶器がくっついていたり、都心にも出やすいし、ここに住んだら楽しいだろうな、と思った。
こんなアパートに住みたいな、こんな街に住みたいな、という場所が日本には少ないように感じる。
ヨーロッパなんてどこに行っても街並みが美しくて、こんな所に住んだら毎日が映画の主人公みたいな気分になるに違いないとわくわくする。
街の中で見かけるアート(?)で、もう一つすごい人を見かけた。
それは派手な帽子をかぶって横浜をママチャリで走るオジサンだ。
宮間英次郎さんという人らしくて、私が見かけた時は耳にビーカー(結構大きめの)をつけていて、その中に本物の金魚がいた。
トレードマークの帽子には「お母さん ぼくはここにいます」と書かれていた。
アーティストだと知らなかったので、普通にヤバイ人だと思った。
それはこの間の話ではなく、10年前の話。
宮間さんは毎日がわくわくに違いない(笑)
どこにいても、自分がアートなのだから。